第3回領域会議参加レポート
福井大学医学部本田研究室に所属する学部3年の中根と申します。この度、第3回領域総括班会議(2023年9月11-12日)に参加させていただきましたので、その様子をレポートさせていただきます。
会場は山形県鶴岡市大宝寺字日本国というなんとも縁起の良い地名にある慶應義塾大学先端生命科学研究所です。出羽三山を望み、庄内平野の豊かな水田に囲まれた大変美しいところでした。
本会議には非ドメイン型バイオポリマーを研究する50人超の研究者が集まりました。
計画班・公募班の口頭発表では素晴らしい発表や活発な質疑応答がなされました。発表の中では参加者同士の共同研究の成果や昨年の会議で出た課題の報告なども多くあり、領域研究として意義を強く感じるものとなりました。
ポスター発表は昨年と同様に全員参加のワールドポスター形式で行われました。6-8人のグループでの発表は皆が積極的に議論へ参加し、時間を忘れるほどの大盛り上がりとなりました。
また、発表の合間には交流会や慶應義塾大学先端生命科学研究所の誇るメタボローム解析施設の見学会などが行われ、休憩も含めて正に研究の話題がつきない2日間となりました。
今回の会議では僭越ながら私もワールドポスターにて発表させていただきました。初めての外部発表でありましたが、暖かく聞いていただいた上に活発に議論いただき非常に励みになりました。また、本領域研究の特長でもありますが、同じ分野の研究発表であっても個体、細胞、分子レベルとアプローチが異なり、考えたことのない発想や知らない手法も多くあり大変刺激を受けました。特に構造生物学の内容などは馴染みが薄いと実感したので、今回の経験を足掛かりに理解を深めていきたいと思います。
最後に、今回このような素晴らしい会議を企画・運営してくださった皆様に深く感謝いたします。
見学したメタボローム解析施設
(慶應義塾大学先端生命科学研究所HPより引用)