裏返したパズルはノンドメイン

よく子供とパズルで遊びます。

でも子供とどちらが先に完成するか競争しても大人が勝ってしまうのでパズルを裏返して絵柄を隠した状態で勝負しています。

絵の情報を失ったパズルは急に難易度が上がります。

端っこのピースだけ集めて縦横の長さや凹凸の違いで判断して合わせていきます。

だいたいコツが分かってきたところで子供に邪魔されて振り出しに戻ります...泣

 

遊びながら、ノンドメインの研究もこんな感じなのかなぁとふと思いました。

ドメイン(絵柄)に頼らず、配列情報(ピース縦横の長さ)や他の分子との相互作用(凹凸の違い)などをヒントに謎を解き明かしていく。

あらためて難易度が高く開拓し甲斐のある研究領域であると感じました。

 

投稿者プロフィール

本間俊将
本間俊将一関工業高等専門学校 准教授
岩手県にある一関工業高等専門学校で教員をしております。いかに効率的に新しいバイオ素材や生命現象を創り出せるかに興味があります。