再構成型タンパク質合成システム：タンパク質バイオジェネシス研究へ

In vitro reconstitution（試験管内再構成）とは、生命現象をcell-free（無細胞）で再現する、という生化学的手法です。再構成は構造解析、ノックアウトマウスに並ぶ分子生物学の主要戦略としての地位を保っていた時代もありましたが、今は若い人に見向いてもらうのに苦労します。しかしながら、この方法は一度確立すると共同研究により様々な用途があることがわかり自分自身の研究の幅を広げることもできます。

　　私は「ヒト翻訳の試験管内再構成」をタンパク質folding/biogenesis領域に拡張させ「非ドメイン型バイオポリマーの生物学」研究の方々と思いもよらぬ繋がりができることを期待しています。

大学駐車場に現れる馴染みのバンビ