縁を大事に、鶴岡

初めまして。東京大学先端科学技術研究センターで西増先生の指導のもと構造生物学の研究をしています!修士2年の米山幹太といいます。

 

9/9、9/10と鶴岡で行われた第五回領域会議に参加させていただきました!!非常に素敵な会議で、とても楽しかったです!

そして東京に帰還後、ノンドメインブログを書いてくれないかとお声がけいただいてから早3週間!

鶴岡でいただいたとてつもない量のエネルギーをもとにまっすぐに研究をしていたらあっという間に10月になっていました。

 

少し一息入りそうなので、このタイミングで修士2年として参加した自分が受け取ったものや感じたことを言葉にしておこうと思いました。

 

感じたことは大きく言うとたった一つで、まだまだ明るいぞ!日本!と思いました。

来ていた人全員がなにか成し遂げたいことがあって、前向きに、そして夢中に研究をやっていて、それを楽しそうに発表して。

正直なことを言うと、かなり違う分野の先生方も多く、一度ですべての発表を理解しきることはできていなかったのですが、皆さんが楽しく研究をしていること、叶えたい目標みたいなものはひしひしと伝わってきていました。

 

2025年10月現在、SNSは博士課程やアカデミアへのネガティブな言葉であふれかえっています。

もちろんその気持ちもわかります。現状の制度への負の感情が自分にもないわけではないし、負の感情から制度が変わる面もあると思います。

ただ、こういうネガティブな情報を見た修士の人間や、学部の人間、はたまた高校生が、将来的にやりたいこととして研究を挙げるだろうか?

という疑問を前々から持ってはいました。

ただ、今回の領域会議に参加して、大の大人たちが楽しそうにしゃべってるのを見て、こういう光景、こういう場所あることがもっと伝わってくれば、それは間違いなく多くの人が、研究というものに興味を持つんじゃないだろうか!と思いました。

自分も、こういうプラスの感情、研究やっててこんないいことがあるぞ!みたいなことが伝えられる人間になれるとよいですね。全く進路は決めていませんが!

 

また、人と人との繋がりによって、今まさに面白いことが進んで、歴史が変わる瞬間を目撃できるんだなと、実感しました。

誰かが見つけた面白いものをみんなが自分なりのアプローチで研究して、また新たに面白いものを見つける人が出てきて、

そういう繰り返しで、全員が研究を紡いでいくことで大きなブレイクスルーが起きるんだなと、その最中を見させてもらってるんだなと思いました。

こうしたブレイクスルーによって歴史が変わっていく瞬間は、研究をやっていないと立ち会えないよなと思います。

自分に訪れたこれ以上ない世界書き換えチャンスではあるので、目の前にあることをこなして、日々出会う人たちとの縁を大切にしようと思います。

 

正直このノンドメインブログ、というものが誰に届くものなのか全くわかりませんが、少しでも研究というものが社会に前向きにとらえられて、素敵なものであることが伝わっていくとよいなと、思います。

 

最後に!鶴岡市からご提供いただいた日本酒、めっちゃおいしかったです。泊まったスイデンテラスも、めちゃくちゃよかったです。

鶴岡、ただただいい街で、また来たいなと思いました。(あまりに自然が気持ちよく、昼休憩中西増さんと縁石で寝っ転がっていました。)

そしてこういった素敵な場所を作ってくださった代表の中川さん、懇親会で話してくれた皆さん、そして自分に一から研究というものを教えてくれ、領域会議への参加機会をくださった西増さん、本当にありがとうございます。

これからも目の前のことをまずは頑張ります。皆さんと何かでまた人生が交われば、非常に嬉しいです!

 

 

 

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米山 幹太
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