第3回領域会議参加レポート

がん研究所・実験病理部に所属する博士課程2年の松井紗帆と申します。この度は研究員の野澤さんの同伴者として、第3回領域総括班会議に参加させていただきました。初めてのブログ執筆で緊張しますが、本会議の感想をレポートしていきたいと思います!

本会議の数日前に台風13号が日本列島に接近しており、台風と一緒に山形に上陸?とも思いましたが、幸い台風は消え、無事に鶴岡へ着くことができました。今回宿泊したスイデンテラスは名前の通り、水田に囲まれており、青い空と黄色の稲穂のコントラストが非常に美しい、風光明媚なホテルでした。施設自体も新しく、また会場の慶応義塾大学先端生命科学研究所からも目と鼻の先の距離で、とても快適な二泊三日を過ごせました。

今回の領域会議は主に計画・公募班の先生方の研究発表とワールドポスター発表で構成されており、参加者約50人がそれぞれの形式で研究発表をしました。計画・公募班の発表は、昨年度から引き続きの中間報告ということもあり、各班研究が進んでいて、まとまった成果を発表されていました。また、質疑応答や意見交換が活発だったことも印象的でした。発表の時間を超えて、その後のコーヒーブレイクまで議論が至るところで繰り広げられており、密度の濃い、大変充実したミーティングでした。ワールドポスターでは、ポスターを持ち寄り、自己紹介を兼ねた研究紹介を行いました。1セッション20分でしたが、発表・議論ともに白熱し、時間があっという間に感じました。私も「分裂期HP1の集合に寄与するRNAの探索」というテーマでポスター発表をしましたが、分野を問わず様々な方に興味を持っていただけて、エキサイティングなひと時を過ごすことができました。それだけではなく、私の研究と関わりの深い、タンパク質に結合するRNAを研究されている方や、APEX(BioID)を用いている方と実験の相談ができたことは大きな収穫でした。

その後の夕食会では、美味しい食事と山形の日本酒を頂きながら、研究の先輩方から研究の話から生活の話まで様々伺うことができて、とても興味深かったです。また、今回参加していた同年代の大学院生の皆様とも顔見知りになれて、日々の研究生活の話などで盛り上がれたのも、楽しかったです!

私が研究室に所属した頃(2020年)は、コロナ禍のため泊まりがけはおろか対面でのミーティングは全くなく、今回ように夜まで研究について議論したり、交流するのは初めての経験でとても新鮮でした。今回の貴重な経験を今後の研究生活の励みに、この先も研究を頑張っていきたいと思います。

最後に、今回の素晴らしい領域会議を企画・運営してくださった皆様に大変感謝いたします。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者プロフィール

松井紗帆がん研究会がん研究所 実験病理部 大学院生