21世紀大腸菌研究会

昨日まで、「21世紀大腸菌研究会」という研究会に参加してきました。この研究会の趣旨については、ホームページに以下のような説明があります。

21世紀大腸菌研究会は、日本において大腸菌及び関連の細菌、微生物をモデル生物としている研究室・グループが集まり、若手研究者による研究成果の発表を通して世代を越えた交流を行う目的で毎年開催されております。方法論・研究分野を越えた活発な討論を行い、新たな生命科学の発展を促すことを目指します。

引用:21世紀大腸菌研究会 公式ホームページ

大腸菌は、言わずと知れたモデル生物です。分子生物学や遺伝学の歴史を切り開いてきたパイオニアとも言える生物であり、膨大な生物学的知見が蓄積されてきました。翻って、大腸菌は「生命の理解に最も近い生き物」と言っても過言ではないかもしれません。本研究会はそのような大腸菌を中心に、主として微生物を対象にしている研究者が集う研究会です。

今年は宮崎県で開催されました。毎年出席していますが、今年も興味深い発表が盛りだくさんでした。懇親会でも研究内容や日々の研究生活について話に花を咲かせ、充実した時間を過ごすことができました。

来年は富山県で開催が予定されているそうです。大腸菌や細菌を研究対象とされている方は勿論のこと、そうでない方もご興味がありましたら是非ご参加ください。よろしくお願いいたします。

会場からは、「鬼の洗濯板」と呼ばれる珍しい地形を一望することができました。

投稿者プロフィール

横山達彦岐阜大学大学院医学系研究科 助教