脳内幸せホルモンが視えた 〜 オキシトシンを生きた脳内で捉える蛍光センサーの開発 〜
概要 オキシトシンは、幸せホルモンとも称される脳内物質であり、われわれの豊かな感情や心身の健康において重要な役割を果たしている。しかしながら、生きた動物の脳内において、オキシトシンを感度よく捉えることは既存の手法では困 […]
細胞自動セグメンテーションAI
2022年は画像生成AIのMidjourneyや対話型AIのChatGPTなどの登場で、人工知能に明るくない私ですら、その急激な発展を目の当たりにした年でした。生物学の研究領域においても人工知能との融合が叫ばれている様相 […]
「一分子」の世界を覗いてみたら
タンパク質、DNA、RNAなどの生体分子は、ただじっとしているのではなく、動き回り、結合したり、解離したり、形を変えながら、機能しています。私たちは、このダイナミックな現象を一分子レベルで直接見て理解したいと思っていま […]
組み換えタンパク質発現・精製TIPS
今回、お題が「私のちょっとした実験ハック」ということで、私に何が語れるかを考えると、やはり組み換えタンパク質の発現・精製に関することかな、という結論になりました。生体物質の立体構造解析には組み換えタンパク質の大量発現・精 […]
無線で温湿度情報を飛ばしてクラウドへ
東京大の國枝です。 今年の夏はまた一段と暑いですね。大体どこもかしこも連日気温が35度を超え猛暑日が続きました。 こうなると室温でインキュベートと37度でインキュベートの違いがよくわからなくなってきます。 さすがにエアコ […]
目で数えることで見える世界
私たちは核内のDNA損傷とその修復について主に研究していますが、一つの問題は核という小さいスペースの中の、さらにDNA損傷が起こって反応が起こる範囲というのが非常に小さい範囲で、最近のイメージングの技術を用いてもまだまだ […]
残り物には福がある?
前回のブログに続く内容がちょうど「私のちょっとした実験ハック」に関連してそうですので、今回はそれについて紹介させていただきます。前回のブログで述べましたが、私たちは世界で初めて、モデル生物であるアカパンカビに感染する菌類 […]
最も便利な試薬、それは・・・
東大医科研の加藤哲久です。「私のちょっとした実験ハック」というお題を頂き、真っ先に思いついたのは、「シークエンス解析によるジェノタイピング」でした。ウイルスを研究対象とする私の所属研究室では、遺伝子組換えウイルスを、せっ […]
配列データベースの重要性
プロテオーム解析は、サンプル調製・質量分析測定・データ解析の3ステップに大きく分けられますが、今回はデータ解析の際に用いられる配列データベースの重要性について取り上げてみたいと思います。 一般的なプロテオーム解析において […]