学術変革領域研究と祇園祭
このたびは本学術変革領域研究の公募研究に採択していただき、ありがとうございました。私は核酸とタンパク質の構造と相互作用を、主にNMR法によって解析する事を行ってきました。最近は、核酸やタンパク質を導入した […]
不適切な名前の「アカパンカビ」と非常識な「菌類ウイルス」の関係
科学者の楽しみの一つは、「ガラクタ」と思われていたものから、「宝の原石」を見つけ、誰よりも早く解析して発表することではないでしょうか。この生物学の「宝の原石」を探す方法の一つは、「一般的(当たり前)なこと」に対して疑問 […]
非ドメイン生物学における美の追求
今年度より、非ドメイン生物学公募班に参加させて頂きます新潟大学の矢野真人と申します。 自己紹介とこれまでの研究紹介とを兼ねた寄稿文を日本神経化学会の会報に書いたばかりで、こちらのノンドメインブログにもリンクを貼らせてもら […]
ひとつの分子から見える美しい景色
このたびは本領域研究にご採択いただき、誠にありがとうございます。私は相分離研究の専門家ではありませんが、2000年以降Wntシグナル伝達経路に関わると信じられていたクロマチンリモデリング因子CHD8の研究を行ってきまし […]
危険なおもちゃ(カスパーゼ)の扱い方
1歳になる娘が遊び散らかした部屋は、凶器に満ち満ちています。床に散乱したレゴブロックは特に危険です。家族の安全を確保するために夜な夜な部屋を片づけながら、おもちゃが自発的に元の場所に戻る仕組みがあったらどれほど良いだろう […]
RNAとタンパク質の液―液相分離によるゲノム制御
この度、公募班で参加させて頂きます安原崇哲と申します。これまでDNA修復など、ゲノムの安定性を専門としていたのですが、RNAやタンパク質の凝集体などがゲノム安定性を制御するかもしれないということが最近分かってきて、この領 […]
ウイルス学から迷い込んできました
この度、非ドメイン生物学の公募班にご採択頂きました東京大学医科学研究所・ウイルス病態制御分野の加藤哲久(’あきひさ’と読みます)と申します。所属講座名の通り、ウイルス学を専門としている若手研究者(のつもり)です。 私 […]
タンパクは液体状態の集団として働く!?
細胞小器官は脂質膜で区画化した領域に関連する生体分子を集結させ、小器官特有の機能を発揮する。一方、ストレス顆粒や核小体などは、膜がないにもかかわらず、細胞小器官として働く。近年、この膜のない細胞小器官は液-液相分離で生じ […]
Montereyのサルマップ2022
この遺伝子ノックダウンしたらどうなるんだろう?このRNAってこのRNA結合タンパク質についてるんだっけ?というような「わざわざ実験をするのは億劫だけどちょっとだけ知りたい」タイプの疑問に答えてくれる便利なツールがENCO […]