iGONAD2022 (3) complexのインジェクションとエレクトロポレーション
iGONADの効率はとても良いので、短いタグ配列のノックインや点変異の挿入などであれば、3,4腹にエレクトロポレーションすれば目的の組換え体が取れています。本当に画期的な技術です。大塚さんのiGONADのおかげで変異体解 […]
iGONAD2022 (2) complexとホストの準備
IDT注文のcrRNA/ssODN/PCR primer、だいたい2,3週間後に届きます。初回はtrRNA (Alt-R® CRISPR-Cas9 tracrRNA) も注文しないといけませんが、こちらは20 nmol頼 […]
iGONAD2022 (1) IDT homepageを使ったゲノム編集のデザインとBenchlingの使い方
東海大の大塚さんと鹿児島大の佐藤さんの芸術作品とも言える簡易ゲノム編集動物作製メソッドのiGONAD。当ラボに導入してからはや3年が経ちましたが、その間にもこれすごい、マジかよ、うわっ、私でもできた!という声が巷で続々。 […]
ドクターの肖像(慶應生理学・岡野栄之):第一節 米国で変異体と遺伝子の研究 ショウジョウバエとの格闘
慶應義塾大学医学部生理学教室・岡野研究室、岡野栄之教授についてより深く知って頂くために、彼のこれまでの研究人生(肖像)について、ドキュメンタリー形式のシリーズで綴らせて頂こうと思います。 第一節 米国で変異体と遺伝子の […]
#20の大迷走(3)
2016年に北大に異動して半年たち、最初の研究室配属で6名の学部3年生が研究室にやってきました。スタッフは僕と講師の米田さんの2名。助手時代に学生の実験指導をしたことはありましたが、各学年1名がMaxだったので、これだけ […]
#20の大迷走(2)
6330403K07Rikの核内局在はadult mouse brainで最初確認していたのですが、海馬神経細胞の初代培養で見てみると、培養初期にはほとんど発現しておらず、強いて言えば細胞質にシグナルが若干発現が見られま […]
#20の大迷走(1)
UGS148、またの名を6330403K07Rik、うちのラボでは通称「#20」の仕事、10年ごしでようやく世に出すことができました(論文はこちら)。ほんの思いつきで始めた仕事は苦労しますよ、とも、どんな謎でも必ず解ける […]
私の構造生物学の始まり
理化学研究所生命機能科学研究センターの伊藤拓宏です。長らく研究の世界にいますが、実はこうした長めのコラム/エッセイを寄稿するのは初めてです。 構造生物学はその名の通り生物を原子レベルの立体構造から理解しようという学問です […]
四台の質量分析計:TOF から Orbitrap へ
東京大学医科学研究所・疾患プロテオミクスラボラトリーの秦と申します。本領域において、非ドメイン型タンパク質の質量分析を担当させて頂いております。 nanoLC-MS/MS システム(ナノ流速の液体クロマトグラ […]