撥水ペンを使って細胞培養
京都大学の木村です。 我々の研究室では組織や細胞の空間トランスクリプトームを調べる実験を日々おこなっています。この実験には逆転写酵素やDNAプローブといった比較的高価な試薬を使うため反応液を節約したいという思いがあります […]
第3回領域会議参加レポート
福井大学医学部本田研究室に所属する学部3年の中根と申します。この度、第3回領域総括班会議(2023年9月11-12日)に参加させていただきましたので、その様子をレポートさせていただきます。 会場は山形県鶴岡市大宝寺字日本 […]
RNA学会・核酸化学会・分子生物学会の印象及びインセルNMRでダイナミクスに迫る
京都大学エネルギー理工学研究所の片平です。本学術変革領域研究の班員のかなりの方が日本RNA学会に所属して、同年会で発表されるのかと思います。核酸に関係した学会としてはもう一つ日本核酸化学会があり、ISNACという名の年 […]
お手軽透析法と目利きのチカラ
唐突ですが、サンプル中に残存している微量な夾雑成分を除きたくなったこと、ありませんか? 私の場合、RNAやDNAを質量分析で測定する機会が何かと多くあります。核酸の品質をUV吸収波形でチェックし一見問題がなさそうでも、波 […]
古(いにしえ)の論文より
新潟大の矢野でございます。 中川代表より”私のちょっとした実験ハック”というお題がやってきた。班員の皆さんからのノンドメインブログは、組織や生化学的なサンプルの調整法から最先端の情報まで多岐に渡り、非常に面白い。自分でも […]
脳内幸せホルモンが視えた 〜 オキシトシンを生きた脳内で捉える蛍光センサーの開発 〜
概要 オキシトシンは、幸せホルモンとも称される脳内物質であり、われわれの豊かな感情や心身の健康において重要な役割を果たしている。しかしながら、生きた動物の脳内において、オキシトシンを感度よく捉えることは既存の手法では困 […]
細胞自動セグメンテーションAI
2022年は画像生成AIのMidjourneyや対話型AIのChatGPTなどの登場で、人工知能に明るくない私ですら、その急激な発展を目の当たりにした年でした。生物学の研究領域においても人工知能との融合が叫ばれている様相 […]
「一分子」の世界を覗いてみたら
タンパク質、DNA、RNAなどの生体分子は、ただじっとしているのではなく、動き回り、結合したり、解離したり、形を変えながら、機能しています。私たちは、このダイナミックな現象を一分子レベルで直接見て理解したいと思っていま […]