目で数えることで見える世界
私たちは核内のDNA損傷とその修復について主に研究していますが、一つの問題は核という小さいスペースの中の、さらにDNA損傷が起こって反応が起こる範囲というのが非常に小さい範囲で、最近のイメージングの技術を用いてもまだまだ […]
残り物には福がある?
前回のブログに続く内容がちょうど「私のちょっとした実験ハック」に関連してそうですので、今回はそれについて紹介させていただきます。前回のブログで述べましたが、私たちは世界で初めて、モデル生物であるアカパンカビに感染する菌類 […]
最も便利な試薬、それは・・・
東大医科研の加藤哲久です。「私のちょっとした実験ハック」というお題を頂き、真っ先に思いついたのは、「シークエンス解析によるジェノタイピング」でした。ウイルスを研究対象とする私の所属研究室では、遺伝子組換えウイルスを、せっ […]
配列データベースの重要性
プロテオーム解析は、サンプル調製・質量分析測定・データ解析の3ステップに大きく分けられますが、今回はデータ解析の際に用いられる配列データベースの重要性について取り上げてみたいと思います。 一般的なプロテオーム解析において […]
DIA (Data-Independent Acquisition) について (ChatGPTを活用して)
今回のブログのお題は「私のちょっとした実験ハック」でしたが、特に記載できる内容も持ち合わせておらずどうしたものかと考えていたところ、自由に書いてもOKとのご連絡をいただきました。そこで、自分の専門とするプロテオミクス分野 […]
単純でローテクなものの価値
「稲田君、我々アラカンって言われる歳なのよ、知ってた?」 と久しぶりに会った学部の同級生であるYG教授に言われ、改めて自分の年齢を実感する日々です。2011年の東日本大震災を機に、実験から撤退してしまいましたが、「私のち […]
ヒトもiPS細胞も養育環境がその後の成長にはカンジン
2006年に山中伸弥先生、高橋和利先生が、iPS細胞(Induced Pluripotent Stem Cells)を発見されてから早15年以上。iPS細胞を使った病気のモデル作製や、それらを使った病態の研究、薬の開発、 […]
論文までの長い道のり
中国からの留学生、林(リン)さんの論文がJCBで発表された。非常に長かったし、疲れました。。。私のPIとしてのキャリアの中でもベスト(ワースト?)3位以内にランキングされる長期戦だった。学生さんの論文を通すのは結構大変な […]